21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 17:24:23.93 ID:TOjhpbtQ0
男「ずいぶん見下してくれるじゃねぇか」
女「そんなつもりはないわ」
男「何がたかが知れてるだよ。お前に俺の何が分かる」
むきになって、思わず語気を荒げる。
女「……分からないわ」
メガネをかけ直し、真っ直ぐ男を見上げる女。
女「あなたのことは、何も知らない」
男「……は、」
女「あなたの思考とか、心情とか、背負ってるものとか、そういうものは何一つ知らないって言ってるの」
男「お前、なんなんだよ、たかが知れてるとか知らねーとか、テキトーなこと言うのもいい加減に……」
女に掴みかかろうとして、机が倒れる。
その拍子に男のカバンが床に落ち、中身が散らばった。
女はそれに目をやると、驚いた目をして言った。
女「…………レベンクロン？」
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