31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 17:59:13.88 ID:TOjhpbtQ0
女にどう謝ろう。
そう悩んでいると、不意に女が、ふふ、と微笑んだ。
男は驚いて顔を上げる。
女の表情は何故か、諦めや達観を思わせる、悲しげな笑みだった。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:00:53.01 ID:TOjhpbtQ0
男（つまり、俺は、）
男（女とは、正反対のことを……）
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:05:27.72 ID:TOjhpbtQ0
女「……そろそろ、予鈴が鳴るわね」
男「え……あ、そうだな……」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:06:45.58 ID:TOjhpbtQ0
――放課後
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2012/03/29(木) 18:08:56.41 ID:TOjhpbtQ0
女「男くんは……大丈夫？」
男「え？」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:10:36.57 ID:TOjhpbtQ0
――男の自室
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:12:58.00 ID:TOjhpbtQ0
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:14:43.97 ID:TOjhpbtQ0
「あいつ冬服持ってきてねーらしーぜ」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ
「マジかよｗｗｗ」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ
「夏にはまだ早いぞー！」 ｱﾊﾊﾊ
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:15:41.94 ID:TOjhpbtQ0
女「どういうつもり？傷だってまだ治ってないくせに目立つ真似して、馬鹿じゃないの？」
男「いやー、そうなんだよねー、ホラ」ﾊﾞｯ
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:16:45.65 ID:TOjhpbtQ0
女「前に切った傷の上から……重ねて切ったの？」
男「そ。さすが女、目聡いね」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 18:22:16.31 ID:TOjhpbtQ0
男「いいか！俺はこれから毎日、半袖で登校する。何があっても絶対学校を休まない」
男「遠くからでも分かるように、目立つ格好をする」
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