過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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177: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:24:43.82 ID:cZmeGaaU0
春原の部屋に着く。ノックもせずに入る。

朋也「考えてみたら、おまえの部屋に来るのも久しぶりだな……」
春原「別に、無理して来る必要もないんだけど……」
朋也「そう言うなよ。今日は、用があってきたんだし」
以下略



178: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:26:47.17 ID:cZmeGaaU0
朋也「そうそう、これだ。てか、なんでおまえが持ってるんだよっ!」
春原「おまえが持って帰らなかったから、仕方なく置いておいたんだよっ!どっちかと言うと、捨てずに取っておいた方に感謝しろよっ!」
朋也「ちっ……」

感謝の言葉も出さず、舌打ちだけしてやる。
以下略



179: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:29:47.61 ID:cZmeGaaU0
道の途中にある公衆電話で、名刺に書かれている電話番号に掛ける。
何回かのコール音の後、若い男の声が電話口に出る。

声「はい、芳野ですが」
朋也「あ、芳野さんですか。俺っす。岡崎っす」
以下略



180: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:31:40.69 ID:cZmeGaaU0
芳野「よう」

軽トラの運転席から、芳野さんが出て来る、

朋也「ちっす」
以下略



181: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:33:57.07 ID:cZmeGaaU0
芳野「しかし、なんでまた急にアルバイトなんて言い出したんだ?この前に働いたときの給料がそんなによかったか?」
車を運転しながら、芳野さんがたずねてくる。
朋也「いや、それもありますけど……。お金が必要なんです」
芳野「なにかあったのか?」
朋也「俺の大事な人が、手術を受けるんです。その、手術代っす」
以下略



182: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:34:43.56 ID:cZmeGaaU0
芳野「こちら、この前に手伝ってくれた、えっと……」
朋也「岡崎朋也っす」

下の名前は伝えていなかったから、自分でそう自己紹介をする。

以下略



183: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:35:43.03 ID:cZmeGaaU0
芳野「ここから、歩いて帰れるのか?なんなら、送っていくぞ」

事務所を出たところで、そう言われる。

朋也「これ以上、芳野さんに迷惑はかけられないっす。それに、そんなに遠くないっすから」
以下略



184: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:37:25.21 ID:cZmeGaaU0


朋也(あ〜……今日から、バイトだな……)

朝。相変わらずだるい体を起こしながら、そんなことを考える。
以下略



185: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:38:47.34 ID:cZmeGaaU0
りえ「岡崎さん、おはようございます」

なんの違和感もためらいもなく、そう挨拶してきた。

朋也「あれ〜、おかしいな?昨日、言ったはずなんだけどなぁ」
以下略



186: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:40:35.20 ID:cZmeGaaU0
今まで顔を下に向けて歩いていただけのりえが、ようやく言葉を発した。

りえ「あ、あの……岡崎さん……」
朋也「……」

以下略



187: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/06(金) 20:41:26.39 ID:cZmeGaaU0
午前の授業は、ほとんど寝ていた。いつ来たのか、隣の席には春原の姿。

朋也「学食、いかないのか?」
春原「なんか、怖くて……」
朋也「ぷっ……」
以下略



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