過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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◆D/8.giurYc
[saga]
2012/04/01(日) 21:22:09.65 ID:Lhi6iNH5o
ポーラ「なんでもっと早く教えないのよそういうことを! 言ってくれれば節約したのに!」
QB 「これでも最速なんだよ? この街の瘴気濃度が不自然に落ち込んでいるのに気付いてから、
まだ丸一日もたっていないんだ」
ポーラ「っ……」
QB 「仕方がないじゃないか。彼らの動きは僕らにも把握しずらいんだよ」
ポーラ「だからって……――ああ、もうっ」
思わず、アルフレッドを抱く手に力が入ってしまう。
わかってる。
仕方がない。それはそのとおりなのだろう。
彼は嘘は言わない。
契約によって発生するリスクについてもちゃんと説明してくれた。
その後の私の進退についても心配してくれた。
奇跡を起こす力を、与えてくれた。
たとえ事務的で夢のない理由からのものだとしても、だ。
だからこれが彼なりの最善というのも間違いないことなのだろう。
空を罵倒したところで雨はやまない。
それと同じだ。
なら、私がすべきは拒絶でも否定でもない。
納得……は、まだちょっと無理だから、とりあえず理解することなのだ。きっと。
ポーラ「わかったわ。――それで?」
QB 「うん?」
ポーラ「大量発生って、どのくらい出るの?」
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