過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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44: ◆D/8.giurYc[saga]
2012/04/02(月) 22:21:55.18 ID:X4rBSSVso

QB 「……。話を戻していいかい?」

ポーラ「え? ……あ、うん。なんだっけ。ナントカの夜?」

QB 「“ワルプルギスの夜” だよ」

   名前なんかどうだっていいじゃない。

ポーラ「ってゆーか、待って。本当にそんなに出るの? 十七万も?」

QB 「出るよ。ワルプルギスの夜に現れる魔獣の数は、常にその地の人口と同数だ。
    ただし自意識の芽生えていない乳幼児は除外されるから、多少は少なめになるけどね」

ポーラ「……」 チラ

マミ「……ええ、間違いないわ。私も暁美さんも、実際にあの “夜” を体験したから」

ポーラ「そう、ですか……」

QB 「そうさ」

   なんでそこで胸を張るんだ。

QB 「ポーラ。さっきも言ったけど、君は、そしてこの街の住人は運がいい」

ポーラ「は?」

QB 「彼女たちは、マミが言った通り、四十二年前に日本で起きたワルプルギスの夜を実際に体験し、
    そして乗り越えた三人のうちの二人なのさ」

ポーラ「え……?」

QB 「さらに、残りの一人も来ると約束してくれた。
    これほどの態勢で “あの夜” を迎えられるのは、めったにないことだよ」

ポーラ「……」

   いや、うん。
   それは、まぁ、ありがたいことではあるんだろうけど、そんなことよりも。

ポーラ「……『四十二年前』?」



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