過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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99: ◆D/8.giurYc[saga]
2012/04/04(水) 21:30:06.16 ID:tomOSCzxo

杏子「ああ。久しぶりだね、“東の魔女”」

マミ 「……十二年ぶりの挨拶がそれ?」

杏子「お前がそう呼べって言ったんだろ。確か三十年ぐらい前に」

マミ 「若気の至りよ。お願いだから忘れて、普通に呼んでちょうだい」

杏子「へっ」

   鼻で笑う杏子。
   しかしその笑みには、隠しきれない親しみが込められていた。

杏子「……ん?」

   ふと弟子たちの方を見ると、ライラが不思議そうな顔を向けてきていた。
   ミンカも、ポーラの攻撃をさばきながらもチラチラとこちらを伺っている。
   ポーラは無反応。

   ……全方位知覚を持つミンカはともかく、

杏子「ライラ。集中しろ」

ライラ 「っ!? ――はっ!」

   彼女は慌てて視線を戻した。
   怒られてやんのー、と、ポーラが嗤うのが聞こえた気がする。
   思った以上に余裕があるようだ。

   杏子はマミに向き直る。

杏子「で、何の用だ? ってか一人かい?」

マミ 「この子もいるわよ」

   肩の上のキュゥべえを撫でながら、マミ。恐らく彼女専属の例の個体だろう。

杏子「見りゃわかる」

   ――いや。

   なるほど。そういうことか。
   だから “あっちの” キュゥべえは姿を消したわけだ。

   相変わらずのVIP待遇だね。羨ましくはないけど。



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