10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 20:01:14.88 ID:REiU83pN0
 ひびき「はるか。だから――」 
  
 はるか「ちょぴーとだけだから!」 
  
 純一「……俺に興味、ですか? 随分と物好きなんですね、先輩」 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 20:03:48.07 ID:REiU83pN0
 薫「……行こう、純一」 
  
 純一「……」タン、タン、タン…… 
  
 はるか「え、ちょっと――」 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 20:06:30.63 ID:REiU83pN0
 薫「まったく、あの先輩もデリカシーがなさすぎじゃない?」 
  
 純一「事情を知らない人にとっては、気になるのは自然の摂理だろ。それに……このキズを、俺は忘れるわけにはいかないんだ」 
  
 薫「……でも、あの時はしょうがなかったんだよ。今とちがって、純一は……」 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 20:09:23.28 ID:REiU83pN0
 純一「茶道部部長……ああ、梨穂子の方から話は聞いています。確か、先輩でしたよね」 
  
 瑠璃子「ああ。……で、いきなりなんだけど……これ、運んでくれないか? 茶道部の部室まで」 
  
 純一「こたつ?」 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:08:53.25 ID:REiU83pN0
 純一「……ここでいいんですか?」 
  
 瑠璃子「どうもねー。いや、随分と力あるんだね」 
  
 純一「鍛えてますから」シュッ 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:11:46.64 ID:REiU83pN0
 梨穂子「すいませーん! 集合って、明日でしたっけ、明後日でした――て、あれ? 純一がなんで部室に?」 
  
 瑠璃子「あー、その……まず、集合は今日だったが、こいつのおかげで事は終わったから大丈夫だ」 
  
 梨穂子「あちゃー、また日程間違えちゃったか」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:12:40.53 ID:REiU83pN0
 梅原「よう! 純一も帰りか?」 
  
 純一「ああ。……路美雄もか」 
  
 路美雄「はい。あはは、そろそろ一緒に帰るような仲の女の人とかそばに欲しいところですけど……なかなか」 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/04/01(日) 21:14:16.49 ID:+0U2J8wAO
 (0M0) 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:29:35.42 ID:REiU83pN0
 紗江「すっごいね。先輩の泳ぎって、そんなに速いんだ」 
  
 逢「全国レベルになると、もう想像もつかないような数字が並ぶので、やっぱり……憧れますね」 
  
 紗江「いいなぁ。私は全然泳げないから……」 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 21:31:50.85 ID:REiU83pN0
 ――迫りくる太い腕。 
  
 ――その腕は、人のものではない。 
  
 ――異形の姿が、私の目に入り込んだ。 
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