5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 19:25:04.06 ID:REiU83pN0
純一「……ごちそうさまでした」
梨佳「おそまつさまでした」
梨穂子「じゃあ、そろそろ学校行こうか?」
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2012/04/01(日) 19:42:33.82 ID:REiU83pN0
純一「……冬、か」
――学校に向かう男女の人だかり。
――今は久遠と錯覚する平穏が流れている。
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2012/04/01(日) 19:44:03.02 ID:REiU83pN0
梅原「まーたしけた顔して、なんだ? 人肌でも恋しくなったか?」
純一「……知らん」
路美雄「あれ? 桜井先輩とは一緒じゃないんですか?」
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2012/04/01(日) 19:47:11.46 ID:REiU83pN0
純一「(創設祭、か……)」
――輝日東高校の一大行事、創設祭。
――毎年クリスマスに行われるそれは、男女ともに大きな意味を持つ。
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2012/04/01(日) 19:58:34.22 ID:REiU83pN0
薫「あー、だめだ。どうも勉強の調子がつかめん」
純一「集中しろ、としかいえん」
薫「なによー。高校になって急に頭がよくなった貴方とは色々とちがうのよー!」
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2012/04/01(日) 20:01:14.88 ID:REiU83pN0
ひびき「はるか。だから――」
はるか「ちょぴーとだけだから!」
純一「……俺に興味、ですか? 随分と物好きなんですね、先輩」
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2012/04/01(日) 20:03:48.07 ID:REiU83pN0
薫「……行こう、純一」
純一「……」タン、タン、タン……
はるか「え、ちょっと――」
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2012/04/01(日) 20:06:30.63 ID:REiU83pN0
薫「まったく、あの先輩もデリカシーがなさすぎじゃない?」
純一「事情を知らない人にとっては、気になるのは自然の摂理だろ。それに……このキズを、俺は忘れるわけにはいかないんだ」
薫「……でも、あの時はしょうがなかったんだよ。今とちがって、純一は……」
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2012/04/01(日) 20:09:23.28 ID:REiU83pN0
純一「茶道部部長……ああ、梨穂子の方から話は聞いています。確か、先輩でしたよね」
瑠璃子「ああ。……で、いきなりなんだけど……これ、運んでくれないか? 茶道部の部室まで」
純一「こたつ?」
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2012/04/01(日) 21:08:53.25 ID:REiU83pN0
純一「……ここでいいんですか?」
瑠璃子「どうもねー。いや、随分と力あるんだね」
純一「鍛えてますから」シュッ
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