31: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:10:36.53 ID:gYdtMMc/0
澪「いや、なんて言うか……律はヒーローで、和は王子様ってイメージなんだ」
これは感覚的なもので上手く説明出来ないのだけど……
確かに頼りになる、と言う点では律と和は似ていると思う。
32: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:12:10.67 ID:gYdtMMc/0
……よかった。
そういえば。
澪「和も一人でどうしたんだ?」
33: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:16:01.79 ID:gYdtMMc/0
和「それに、私もね。一人で出かけるのって結構するのよ。
皆とワイワイする楽しさと、一人でゆったりする楽しさ……どっちも味があって良いわよね」
確かにそうだな。
34: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:18:34.82 ID:gYdtMMc/0
澪「あれ、和……何か食べてる?」
和「ん?
ええ、梅ガム。ここに来る前に桜にピッタリだと思って買ったの。
澪も食べる?」
35: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:20:10.55 ID:gYdtMMc/0
澪「ははは」
和「ふふふ」
それに釣られてか、和も笑う。
36: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:26:44.39 ID:gYdtMMc/0
……優しい沈黙。
私ーーそして和もだろうか。
女子としてはではあるが、二人共それ程お喋りなタイプではない。
37: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:30:54.42 ID:gYdtMMc/0
……………………
………………
…………
38: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:33:07.16 ID:gYdtMMc/0
澪「……ん……?」
意識を向けると、遠くに青と桃色。それに妖精さんだろうか? 近くに、なにやら美しいほほ笑みを浮かべた誰かが見える。
……あ、和か。何かよく見えないなあ。
39: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:34:31.49 ID:gYdtMMc/0
……………………
………………
40: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:35:55.71 ID:gYdtMMc/0
眼鏡を掛けているのがかろうじてわかる位で、その顔は霧がかって見えない。
でも私にはわかる。あの方はこの国の妖精であり、王子様なのだと。
41: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:37:48.26 ID:gYdtMMc/0
私は昔から人見知りで、上手く人と関わる事が出来る子達をずっと羨んできた。
そんな日々を、沢山の大切な人達に助けられながら生きてきて、去年……
桜が丘で和に出会った。
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