過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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◆/5mmo/htMU
[saga]
2012/04/07(土) 00:25:10.16 ID:AfM0/nRk0
***
「あのぉ〜、兄様、そろそろ許してあげたらどうですかぁ〜」
「か、桂木さん………、マルスも深く反省している事ですし、私も、もう怒ってませんので………」
桂馬君の両脇から、エルシィとディアナさんが引き留めに入った。桂馬君は汗びっしょりになっていた。
「ふんっ………、も、もう………こんな………時間か。そろそろ……母さんが………帰って来るなあ………」
桂馬君は息も絶え絶えになって、時計を確認してこう言った。ちなみに喫茶店のマスターである桂馬君のお母様は、
桂馬君が店番をすると言うと大喜びで出かけて行ったらしい。その隙に看板を片付けて、閉店状態にして説教部屋にした
のだった。
「よし……、じゃあここまで……だ。2人とも……分かったか……?」
「ごめ゛ん゛な゛ざい゛………」
「ぎを゛づげま゛ず……」
鏡の中のマルスもボクと同じ格好で泣いていた。メルクリウスさんの言う通り、宿主と女神は似るのだろうか。桂馬君は
エルシィから手渡された水を一気飲みすると、
「シャワーを浴びて来る……。『天理』、エルシィ、後は任せたぞ……」
それだけ言い残すと、桂馬君はフラフラと店の奥へ消えて行った。あれだけ大声で怒鳴り続けたんだ。カラオケ耐久
8時間よりキツいに違いない。やった事ないけど。
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