過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
1- 20
42:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/07(土) 00:27:40.63 ID:AfM0/nRk0


「あ、あの……だいじょうぶ?ごめんね、ディアナがいつも強引で………」

そう言って上目遣いでおずおずと訊いてくるのは鮎川天理さん。ディアナさんの宿主の、美里東高校に通うボク達と同じ
歳の高校2年生だ。そして『最上級要注意人物』。桂馬君のご近所さんで、幼馴染らしい。宿主の中で最も桂馬君に近い
女の子という話だ。実はボクは、ちょっと彼女が苦手だったりする。と、いうのも、彼女は月夜や歩美とは違って

「それじゃあ、はじめよっか?」

まるで妹の面倒を見る優しいお姉さんのような調子で、天理さんが微笑んだ。ボク達は桂馬君を奪い合うライバルのはず
なのだが、どうしてか天理さんにだけは勝てる気がしないのだ。ひとりだけステージが違うような感じで、出来ればこの子
には嫌われたくないし、敵に回したくない。

「……?どうしたの?」

「い、いや、何でもないよ。それじゃあよろしくお願いします……」

まるで毒気の無い様子で天理さんが尋ねてくる。これが桂馬君の幼馴染の余裕なのだろうか。そのアドバンテージを鼻に
かけて威張っているような人だったら少しは争い甲斐があるんだけどなあ……。きょとんとしている天理さんとメモを
構えているエルシィに、ボク達は月夜と美生の事について話をした。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
112Res/109.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice