過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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60:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/07(土) 21:02:53.76 ID:AfM0/nRk0


***


「御到着しましたよ。五位堂様」

「ありがとうございました。お幾らでしょうか」

目的地のカフェに到着すると、結お嬢様はお財布を取り出した。どうやらここが終点らしい。

「明日と明後日も、同じ時刻、同じ場所で、同じルートを回って下さい」

車を降りる直前に、結お嬢様がとんでもない事を仰った。こちらとしてはありがたいが、その真意が読めない。

 「あと、本日のお礼です。先程の店員さんが生地をこねたそうですよ」

そう仰って、結お嬢様は紙袋の中から、スコーンをひとつこちらに差し出した。美生様はアフタヌーンティーのスコーン
が好物だった。私が黙って受け取ると、結お嬢様は「それではまた明日」と丁寧にお辞儀をして、喫茶店に入って行った。
結お嬢様は私と美生様の関係を知っておられるのだろうか?昔、何度か先代の社長をパーティーに送り迎えをした時に
お見かけすることはあったが、面識はなかったはずだ。しかし私を御指名したという事は、やはり御存知なのだろうか?
……う〜ん、わからない。手元に残ったスコーンを眺めながら、私はしばし考えるのだった。





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