過去ログ - 上条「これからもよろしく、美琴」美琴「うん//」垣根「俺も俺も」心理「はいはい」
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229: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/04/25(水) 16:46:03.53 ID:h5edyXOW0
美琴「アンタは私達の娘なんでしょ・・・だったら、当たり前じゃない」

麻琴「うん・・・」

泣き出しそうな顔の麻琴を、美琴は優しく抱き寄せる

美琴「・・・ねぇ、麻琴は・・・未来に帰ったら何をしたい?」

麻琴「何・・・を?」

美琴「麻琴の未来には、何があるの?」

麻琴「私の未来・・・」

子供には難しい質問だっただろうか

これから先、どうやって生きていくのか尋ねるのと同じことだ

麻琴「私は・・・」

それでも、麻琴は答えた

麻琴「私は、お父さんとお母さんみたいな人になりたいな」

美琴「・・・私達みたいな?」

麻琴「うん、誰かが困ってたら手を差し延べて・・・誰かが泣いてたら慰めてあげて」

麻琴「・・・大きくなったら、そんな人になりたい」

美琴「そっか・・・アンタの未来は輝いてるわね」

麻琴「うん」

力強く、麻琴は頷く

一体どれだけの不安があるだろう、自分だけが置いていかれるかもしれないのだ

友達がみんな未来に帰ってしまったら

彼女は、一人なのだ

「両親」に再会することも出来ない

美琴(きっと、私だって悲しむはず)

ならば、この少女をなんとしても未来に帰さなければならない







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