141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:19:30.28 ID:ypdOa8j/0
  
 私は泣いた。 
 いろんな感情がごちゃまぜになって、涙は止まらなかった。 
 それを見ておばさんも泣きだした。 
 そしたら笑えてきて、二人で泣きながら笑った。 
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:19:59.44 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「律? え? ママ? なんで二人とも泣いてるの?」 
  
 後ろを振り返ると、澪が目を真ん丸くして立っていた。 
  
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:20:31.97 ID:ypdOa8j/0
  
 それを見ていたおばさんも立ち上がって、澪を私ごと抱きしめた。 
 ちょっと痛いけど、すっごくあったかい。 
  
  
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:21:04.25 ID:ypdOa8j/0
  
 澪ママ「じゃ、お夕飯の支度するから、ちょっと待っててね」 
  
 澪「うん。じゃあ私、律と部屋に居るね」 
  
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:22:07.55 ID:ypdOa8j/0
  
 律「私、みんなに迷惑掛けたくないって、みんなに心配させたくないって思ってた。」 
  
 律「そんで澪を守るんだって、澪の幸せ見守るんだって思ってた。」 
  
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:22:41.97 ID:ypdOa8j/0
  
 律「今日さ、泊まってってもいい?」 
  
 澪「うん、いいけど。あの、展開が早くて頭が追いつかないんだけど……」 
  
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:23:35.60 ID:ypdOa8j/0
  
 食事と入浴を済ませ、澪の部屋でテレビを観ながらまったり過ごす。 
  
  
 澪「あ! 律! 律! これ、この間一緒に行った水族館じゃないか?」 
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:24:07.92 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「楽しかったよなぁ。また行きたいなぁ……」 
  
  
 澪。今さ、誰と行きたいって思ってる? 
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:24:41.00 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「そうだ。ベースと荷物、持ってきてくれて、ありがとな」 
  
 ベースをケースから出そうとしている澪の背中に話す。 
  
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:25:10.08 ID:ypdOa8j/0
  
 ベースの弦の間に手紙が挟んであった。 
 中を開くと、似顔絵や落書きがたくさんしてあって、 
 メッセージが書かれていた。 
  
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 11:25:38.89 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「りりりりりり……つ……」 
  
  
 彼氏がいるんだもんな、こんなことしちゃいけないよな。 
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