44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:10:58.87 ID:ypdOa8j/0
  
  
 悲しそうに笑う澪は儚げで、今にもボロボロと崩れ落ちてしまいそうだった。 
 でも、私はもう迷わない。 
 家族って大切だろ? 
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:11:43.02 ID:ypdOa8j/0
  
 律「澪に、彼氏が出来るまで、私に近づくな」 
  
 澪「無理だ! そんなの無理だよ!!」 
  
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:12:33.71 ID:ypdOa8j/0
  
  
 澪は泣かなかった。 
 目はただ開いているだけで何も見てはおらず、 
 口は一文字に結んだまま何も語らず、 
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:13:10.51 ID:ypdOa8j/0
  
 ほどなくしておばさんが車でかけつけ、澪を乗せて走って行った。 
 終わった。 
 これで終わったんだ。 
 私たちはもう、終わったんだ。 
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:13:43.70 ID:ypdOa8j/0
  
 澪視点 
  
  
 気が付くと自室のベッドに寝ていた。 
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:14:34.39 ID:ypdOa8j/0
  
 澪ママ「澪ちゃん、起きてたの? 具合はどう?」 
  
 澪「うん?」 
  
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:14:58.96 ID:61AtCVhv0
 IPS細胞・・・・・・IPS細胞さえ実用可能レベルにさえなれば・・・・・・ 
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:15:19.63 ID:ypdOa8j/0
  
 澪ママ「通学途中に澪ちゃんが具合悪くなったってりっちゃんから電話があって。」 
  
 澪ママ「迎えに行ったら、歩道で澪ちゃんが立ったまま気を失っていたの」 
  
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:16:04.47 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「あ、えっと、私からお礼言っておくからさ」 
  
 澪ママ「そう。じゃあ、私は今度りっちゃんが遊びに来る時、」 
  
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:16:45.49 ID:ypdOa8j/0
  
 ママは律が大好きだ。 
 友達がいなくて本ばかり読んでいた私に最初に出来た友達の律。 
 家にばかりいた私を外に連れ出してくれた律。 
 友達の中で誕生日プレゼントを最初にくれた律。 
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