60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:22:07.51 ID:ypdOa8j/0
久しぶりに家を出た。
外は春らしく強い風が吹いていた。
しばらく歩くと、律との待ち合わせ場所に到着した。
ここで、律を待つ。
律はここを通らないと学校には行けないから、ここで待ってさえいれば、
必ず律に会えるはずだ。
何十分経ったのだろう。
最初は通勤する大人たちがちらほらと足早に過ぎ去って行くのを眺め、
少しすると、通学のピークを迎えたらしく学生がたくさん通った。
時計を見ると、そろそろ行かないと遅刻になってしまう時間が迫ってきている。
私は想いを込めて、律がいつも走って来る曲がり角を眺めた。
会いたい。
でも、会うのが怖い。
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