過去ログ - 魔王「世界をまっぷたつっ!」勇者「このポンコツ!」
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44: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/04/09(月) 22:25:40.61 ID:ymWzynGY0

魔王「よいしょ♪」


幸いというかなんというか、木材は予定以上に伐採出来たので魔王に担がせる。
……森一つ無くなったけど。 あちこちに血の跡があったけど。

丸太50本程担がせたところで魔王が嫌そうな顔をしたので、町へ。


魔王「キャッ!」ズコッ


概ね無事に材料の調達は終わった。
途中でコケて、背負っていた木材が家1件潰したくらいなものだ。
いつの間にか別人に代わっていた大工が、城付近の家を再建していく。

その様子を暫く見学していると、いつのまにか魔王がいなくなっていた。
ヤバいパターンだ。 監視していても災害並みの危険度なのに。

慌てて魔王を探すとあっさり見つかった。
木材を積み木代わりにいつの間にか巨大な塔が建設されていた。
その頂点には、なぜか仁王立ちでふんぞり返った魔王の姿が。
その塔の下では、なんとかスカートの中を覗き見ようと王様がウロチョロしていた。
アンタ、何やってんだよ。


魔王「愚民共よ、我が前にひれ伏せー」


どうやら、魔王ごっこでお楽しみの最中らしい。
いや、お前魔王だろうが。
こちらに気づくと、とびきりの笑顔でオレの胸に飛び込んでくる。
……まて! その塔、すでに馴染の塔以上の高さになっ


再び、いつもの効果音を目覚まし代わりに目が覚める。

涙目の魔王をナデナデしてから、今回の被害状況の確認。
良かった。 地面に小さなクレーターが出来ただけですんだ。
と思ったが、着ていた鎧が粉々に砕けていた。
これ、一応伝説の鎧だぞ?
壊れたら代えが利かないんだぞ? 壊れたけど。

まぁ、着ていても即死だったわけで、どうせ意味がないからあまり惜しくなはい。
ないが、次第に勇者の装備を失いただの一般人への道を辿っている気がしないでもない。




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