過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/11/26(月) 23:43:41.24 ID:yC1A4571o
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外
扉≪ガンガンガン!≫
近衛兵長「誰か!誰か居りませぬか!!」
扉≪がちゃり≫
近衛兵長「!」
扉≪ギギギギィィィ≫
青髪「・・・申し訳ございません。我が主人はただいま留守にしておられます。何か御用があられましたら言伝をお受けいたしますが・・・。」
近衛兵長「い、いえ。この家に仮面をつけた人は来られませんでしたか?」
青髪「・・・仮面、でございますか。」
近衛兵長「もしいるのならば、確認して頂きたい! 私は西大陸聖国家近衛兵団の長をやっているものです!」
近衛兵長「言伝が有ってきたのです! 加護者殿が居られますならば急ぎ確認を!!」
青髪「・・・申し訳ございませんお客様。そのような方はお見えになっては・・・」
勇者「まった。」
女商人「・・・」
近衛兵長「加護者殿!! あぁ、神のお導きに感謝します!!」
青髪「あら、いつの間に。」
勇者「一体どうしたのですか?」
勇者(・・・おかしいな、この洋館の位置がいつの間にか変わっている。前は草原の中ほどだったのに、今は道に面している。)
近衛兵長「じ、実は今我が国で・・・!」
青髪「立ち話もナンでございましょう。どうぞ中へ。」
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応接室
近衛兵長「貴方様方が加護者殿の御一行でございますか。会う事が出来、光栄です。」
ぺこり
女商人「・・・」
女戦士「別に頭下げられるような身分じゃないって。普通にしてくれ。」
近衛兵長「お気遣い感謝いたします。今まで加護者殿を援助してくださり国を挙げて感謝すべき所ですが、今は私だけの謝辞で・・・」
女僧侶「あ、あの、急いで来られたのでしょう? 一体どうされたのですか?」
近衛兵長「あ、そ、そうですね。実は・・・我が国では今、加護者が大量に発生しているのです。」
女魔法「?」
女戦士「加護者?」
勇者「・・・どういうことでしょうか。」
近衛兵長「何の前触れもなく、神の魔力を発する人が出現し始めたのです。それも大量に。」
女僧侶「すいません、加護者とは一体・・・。」
近衛兵長「あぁ失礼いたしました。加護者とは我が国の聖人制度でございまして・・・単純に申しますと神の加護を受けた人物の事を指すのです。」
近衛兵長「神の加護とはすなわち魔力。生まれと同時に特別な魔力を授かった加護者は本来なら唯一の存在でありまして、我が国において大変重要な人物です。そんな存在が・・・」
女魔法「一人しかいないはずなのにいっぱい出てきた?」
近衛兵長「そうなのです。しかし、大体その現象は一過性で、暫くたつと収まるのですが・・・。」
近衛兵長「その、私の妹が・・・急に・・・。」
勇者「妹、ですか。」
近衛兵長「・・・神に選ばれたと言い残し、どこかへ消えてしまったのです・・・。」
魔王「白団子の仕業か。」
女戦士「あっ!お前いつのまに!!」
勇者「どういうことだ。」
魔王「・・・あいつは手駒を失った事で焦っている。私と勇者が接触する事を危惧し・・・」
魔王「戦力をまさに掻き集めていると言ったところか。あそこはあいつの地脈解放点だしな。他の意図もありそうだがな。」
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