過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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410: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/11/26(月) 23:48:57.92 ID:yC1A4571o
頭巾「今度は私が、塔のお姫様。迎えに来てね、絶対。」

頭巾「またね、加護者さん。待ってるから、ね。」

バシュン!!

勇者「今、のは・・・・・・。」

女商人「知り合い、ですか?」

勇者「・・・そのようだな。・・・頭がこんがらがりそうだ。」

青髪「渡されたモノ、それがなんなのか勇者殿はお分かりなのですか?」

勇者「・・・あぁ。これは・・・転真属性で封印された何かだ。」

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地下研究室

籠≪・・・≫

女戦士「干し肉に、パン。・・・なんだこれ。」

女魔法「干し肉とパン。」

女戦士「いや、何の目的が有ってこんなもん送ってくるんだ?」

女僧侶「意図が読めませんね・・・。」

女商人「・・・」
勇者「・・・俺が前話した事を覚えているか? 捧げ物と文通相手の話、なんだが。」

女戦士「えーっと・・・あぁ、そんな事話してたな。」

女僧侶「相手が分からないんですよね?」

勇者「・・・あぁ。この加護の中身はその捧げ物と同じ中身。そしてこの籠を封印していた魔力は、神の物だ。」

女魔法「・・・つまり、」

勇者「俺の知り合いを人質に取った、と言う事なのだろうな。しかも、敵として。」

女僧侶「えっ?」
女戦士「・・・・・・。」

勇者「なぜそんな事をするのか、理由が分からないんだが・・・」

魔王「そんなもの、餌に決まっているではないか。」

女戦士「うわっ! お、お前神出鬼没だな。」

魔王「ふっふっふっ・・・そう褒めるな。」

女魔法「褒めてない。」

魔王「さて・・・この行動により白団子の意図がある程度読めた。あいつはコイツを諦めきれていないのだ。」
魔王「故にこいつの知り合いを寄せ集め、少しでも自分に近づく様仕向けているのだな。」

女商人「勇者さまを・・・?」

魔王「そう、あいつはちょっとした事情が有り、動けない。だから呼び込む必要がある。そういう事だ。」

女僧侶「な、なんでまた? か、神はあのとき、そいつはやろう、って・・・。」

魔王「何を言われたか知らんが、アイツはなんだかんだ嘘をつく。必要な事だと判断したのだろう。しかしこいつは少々予想外過ぎたのかな。」
魔王「なんせ例外中の例外、あり得ない繋がりを作られてしまった。」

女魔法「ありえない繋がり?」

魔王「草団子だよ。しかもあの白団子も完全に予想外だったのが泥団子の存在だ。」

女戦士「泥団子とか草団子とかお前は一体何言ってんだ?」

魔王「あぁ、うむ。私の同胞、6つのエレメンタルの事だ。私を含め6つ。」
魔王「合成 分解 振動 大気 物質 衝撃 これら六つの固有属性魔力のそれぞれの集合体、それがエレメンタルの頂点たる俺達なのだ。」

魔王「泥団子は物質、草団子は衝撃、白団子は合成を指している。見た目から私が名付けた。そっくりだぞ。」

女戦士「じゃぁお前は胡麻団子だな。」


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