過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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454: ◆SHpOT25On.[saga]
2013/01/06(日) 04:15:12.06 ID:0t2iTKtmo

素体≪ガチャ!≫

魔王「ふむ。あとは顔だな。表情とは大事だ、うむ。」
勇者「・・・っ。」
ぷいっ

魔王「どうした、目をそらして。」

勇者「・・・裸じゃないか、その素体とやら。」

魔王「完成しなきゃ服など着せんよ。初心な奴め。」

勇者「お、お前は随分人体に詳しいんだな。」

魔王「・・・ふむ、まぁな。まぁ、構造学的な事は、草団子の方が詳しい筈だが。」

勇者「緑色のエレメンタルの事か?」

魔王「あぁ、あいつはずっと人間の体を弄り倒しているからな。その点は私も一歩譲らざるを得ない。」
魔王「しかし知識の使い方は私の方がずーっと上だ!アイツの知識が有れば私はあいつの作る人形よりもさらに10段階は上の物が作れる!」

魔王「まぁ、私の本分は人体だけでなく物質全体に偏っている。深さという点では仕方がないという物だ。私は悪くない。」

勇者「・・・いつ、話せるようになる?」

魔王「素体が完成した後だ。魔力を繋ぎ止める力さえないからな。」
魔王「素体に入れて強制的に安定させる。その後魔力間結合の固定化を図り・・・」

魔王「お前に行っても分からんか。要は私達の栄養失調を治すんだよ。」

勇者「・・・。」

茶色光球≪・・・≫

魔王「それで何の用だ。コイツの裸でも見に来たのか?」

勇者「・・・お前に聞きたいことが有る。」

魔王「ほぉ。内容によっちゃー聞いてやってもいい。」

勇者「お前、俺達に何をした?」

魔王「・・・。」ピクッ

勇者「違和感が酷いんだ。お前と話していると。」
勇者「何かしたんだろう?」

魔王「・・・ふむ、50点。」

勇者「何?」

魔王「何かした、は間違いだ。気づかないモノかね。」

勇者「した、では無いなら何なんだ。」

魔王「勝手になったとでも言うかな。」

勇者「お前はいちいち答えを濁すな。」

魔王「説明が嫌いなんだ。いちいち面倒だ。」

勇者「濁したらさらに面倒にならないか?」

魔王「そっちの面倒は楽しいからいいんだよ。」

勇者「・・・それで、結局何がどうなったら俺達はお前に対しての不信感が無くなるんだ。」

魔王「私の魔力の影響だよ。」

勇者「何?」


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