過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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591: ◆SHpOT25On.[saga sage]
2013/05/18(土) 08:05:57.64 ID:aKzIqfBmo
片腕『中心に中枢を置くと切り離しにくいって理由で末端にしたらしいの。そんな事より勇者、私を貴方の左腕の切断面に着けなさい。』

勇者「・・・あの、今聞く事じゃないのかもしれませんが、どうやって喋っているのですか?」

片腕『振動魔法の応用よ。いいから、つけなさい。』

片腕≪ガシ≫
トン

片腕『・・・布をどけなさい。』

勇者「あっ、はい。すぐに包帯を取ります。」
シュルシュル

勇者「では・・・。」
トン

片腕『言い忘れていたけど痛いわよ。』
勇者「はい?」

片腕≪ガチャン!≫
ドシュ!グチュグチュゴリメキガシュブシュ
勇者「っ!っっ!!」
プシュゥー・・・

左腕≪ボタボタボタ・・・≫

勇者「・・・!」
(よく声を上げず我慢できたわね。)

勇者「・・・っ!っっ!」

(神経回路と接続が完了したわ。左手を軽く動かしてみて。)

勇者「・・・。」

(痛いなら回復魔法を掛けなさい。)

勇者「回復魔法中」

右手首≪クイックイッ≫

勇者「・・・動く。」

(私が動かしているのだけれどね。貴方の神経回路の電気情報を読み取って直接。)
(まぁどっちにしても貴方にとっては腕が戻ったと考えていいはずよ。)

勇者「・・・なぜ、こんな機能が?」

(性質の悪い思い付きよ。私の素体と貴方の腕を両方作る時間は無いから、ならばいっしょに作ってしまおうって事らしいわ。)
(貴方には一切説明は無かったと思うけど。)

勇者「・・・指の長さが違いますね。」
(人間の女がモデルだから仕方が無いわね。)

勇者「どんどん人間離れしていく様な・・・、どうでもいいですね。お母さん、その状態でも魔法は使えるのですか?」
(貴方の出力内限定になってしまったけど使えるわよ。)

勇者「では商人を岩から出してください。


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