過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga sage]
2013/05/18(土) 08:07:45.80 ID:aKzIqfBmo
左手<敵に情報をどれだけ掴まれているか分からないのだけれど・・・、睡眠関係の事はばれたかもしれないわね。あとどれぐらいで街に着くのかしら。>
勇者「・・・大凡三日と言った所でしょうか。」
左手<そろそろなのね。この平原は私達に不利すぎるから、遮蔽物の多い街に入ってから状況を動かしましょう。>
女商人「そ、その間はどうやって狙撃を防ぐんですか?」
左手<そこは悩みの種、ね。勇者の事は殺せないのだから、撃たれたとしても回復魔法が使えるけれど、あなたが気絶してしまった場合敵がどうするのか分からないのよね。>
左手<万全と言える状況で撤退した以上、それ以上の状況を作ろうとしてくるはずだけれど・・・>
勇者「・・・。」
左手<そうね、あなたの弱体化を狙うでしょうね。問題はその方法・・・、あと三日という短期間で狙撃が不可な場所に入られるのだから、睡眠を邪魔する意味も薄い。>
左手<そもそも相手方が貴方が疲労する事を知っているのかも問題なのだけれど。・・・次の可能性としては毒物かしら。>
左手≪ヒュ≫
女商人「むぐっ!?」ズボ
勇者「っ?」
左手『・・・はい、これでいいわ。勇者、口をあけ』
女商人「まま待ってください!せ、せめて拭いてください!」
勇者「・・・お母さん、勝手に腕を動かすのは本当にやめてください。」
左手『細かい事を気にするのね貴方達は。ほら、口を開けなさい。』
左手<さて、肺から摂取されるタイプの毒はこれでいいけれど、皮膚透過性のある気体の毒物を出されたら結構困るわね。感知してからの対応で済めばよいのだけど・・・。>
女商人「狙撃に関しては?」
左手<商人ちゃん斥力場は作れる?>
女商人「い、一応作れますけど、そこまで強いのは・・・」
左手<頭部周辺だけでいいから覆って、狙撃を気絶しない程度の衝撃に抑える事は出来るかしら。>
女商人「・・・・・・た、たぶん。」
勇者「待ってください、三日間の進行の間ずっと魔法を使用するというのですか? 重力魔法は魔力を多量に消費するはずでしょう?」
勇者「商人、俺は商人の体について詳しくないが、そんな多量の魔力を流出しても大丈夫なのか?」
女商人「えっ、えと・・・」
左手<勇者、それは商人ちゃんの弱点に繋がる質問よ、声に出して聴くのはやめなさい。>
勇者「しかし、」
女商人「だ、大丈夫です! 三日程度、なら、多分。」
左手<・・・あなた、魔力は貯蔵式じゃなかったかしら。>
女商人「う、・・・はい。」
左手<その魔力を補給する手立てはあるの?>
女商人「・・・・・・はい。一応・・・。」
左手<その方法は、今口に出して言える方法では無いのかしら。>
女商人「・・・はい。」
左手<ならば今は聞かないわ。貴方を信じましょう。>
女商人「はい、ありがとうございます。」
勇者「・・・無茶はしないでくれ。」
女商人「それは・・・私が勇者さまに言いたいです。」
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