過去ログ - ランサー「ゲイ…ボルグ!」アンリ士郎「アッー!」
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227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/29(日) 23:35:20.22 ID:HMMzEp0c0
トゥイードルダム「いるの、いないの?」


トゥイードルディー「出てきてよ、いるんでしょう?」


 三歩も踏み込めば確認できるのだが、床を埋めつくした廃品のルールが読み切れず、
 蒐集家の意思を踏みにじってしまうことへの遠慮もあって、ためらってしまう。
 珍しいガラス瓶。錆びかけた工具類。特大の鋲、三個。イカ船用の大型電球(使用可能かどうかは不明)。
 頭に栓がついた招き猫(焼酎の瓶?)。虹色に染め分けた毛ばたき。埃にまみれ、弦が切れたままのアーチェリー。
 崩壊寸前のルービック・キューブ。等々……


 シロウという男、体温が高そうだ。
 ほどよく発酵した堆肥の熱。見掛けによらずたのしい人物かもしれないぞ。

 爪先立ちで、右前方に、おずおずと足を踏み入れる。
 簡単にクリップ留めした、カタログ雑誌からの切り抜きらしいもの。
 滑りやすいが、すくなくも完全な平面なので、姿勢は安定する。



トゥイードルダム「誰も、何処にも」


トゥイードルディー「隠れていないよ、残念だけど……」






アンリ士郎「そろそろダイエットを検討してみてもいい頃合いじゃないか?」





 いきなり声をかけられ、悲鳴をあげてしまった。
 悲鳴は大げさかな? しかし酸素の補充のために、肺が意思に反して急膨張したことは事実だ。


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