過去ログ - 桐乃「ねぇ、散歩行かない?」京介「……そうだな、たまには行ってみるか」
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116: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/07/16(月) 15:51:44.33 ID:Zp0Uc1nVo

桐乃は、物思いに耽るかのように胸の前で腕を組むと静かに目を閉じた。
俺の言葉をどう受け止めてくれたかはわからない。
無理に飾り立てた言葉なんか桐乃には通用しないし、かえって迷惑にしかならない。

やがて桐乃は小さく頷いて目を開けると、真っ直ぐに俺の目を見て呟いた。

「……ありがと。京介の気持ちは、しっかりとあたしの心に届いたから。
 あたしと京介は、いつかは別々の道を歩いて行かなくちゃいけないんだけど……
 その日が来るまでは、あたしの隣りにいて…………あたしの世話を焼いてなさいよね!」

今までにない最高の笑顔だった。
どんなに探しても見つからない答えもあれば、見つからないままの方がいい答えだってある。
俺と桐乃との関係は、春らしい今日の天気と、三分咲きの桜のような関係なのかもしれない。
いずれ満開を迎える桜と、穏やかに、そして暖かく包み込む春の陽射し――
桐乃の無邪気な笑顔を見ていたら、俺はそんな気がした。


おしまい


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