過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]
2012/04/12(木) 00:26:49.96 ID:G5bnKV1co
「――警告、第七十七章第三節。起床を促します。起きてください上条当麻」
ゆさゆさと揺さぶられながらうっすらと瞳を開ける。
そこでツンツン頭の不幸少年上条当麻が見たのは着古した自分のワイシャツをパジャマ代わりにした銀髪碧眼の少女、インデックスの姿だった。
ほえ、と寝ぼけ眼で毛布にくるまったまま上半身をあげる。
狭苦しい浴槽の中でまるまっていたからいつものように身体の節々が悲鳴を上げていることを確認しながら明かりとりの窓を見ると外はまだ暗い。
「なんだよ、まだ真っ暗じゃん。腹が減って眠れない夜食作れとか言うのはやめてくれよな」
まだ焦点の合わない上条。しかし徐々に側にいる少女がいつもと様子が違うことに気づく。
とうまは私のことを食欲しかないと思っているのかな? お仕置きが必要かもかちんかちん。
だってお腹がすいたんだもん。なんでもいいから作ってほしいんだよとうまの頭が噛み砕かれる前にぐるるるるる。
どちらでもない、どちらとも言わない。
どういうことだ?
赤髪黒服香水と煙草に包まれた長身バーコード神父がみたら「焼き殺したいほどに間抜け面だね」と評価するような顔をして上条がぽかんと口をあける。
疑問に対する回答は少女の口から発せられた。
「私はイギリス清教必要悪の教会所属の魔道書図書館、Index-Librorum-Prohibitorum。"禁書目録"
その付属人格である自動書記、ヨハネのペンです」
淡々とハンコを押していくような言葉は明るくぽんぽんと言葉が飛び出てくるいつものインデックスとはまったく異なっている。
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