過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/04/12(木) 00:27:29.76 ID:G5bnKV1co


「――懇願、今回はあなたに協力をお願いしたい事項があって現出いたしました。
 このことは本人格、あなたがインデックスと呼称する存在は知覚しておりません」


 付属人格? 本人格?
 なんじゃそりゃ状態の上条。


 イギリスのクーデター終了時に右方のフィアンマの操作する遠隔操作霊装によって別人格のインデックスが存在することをいやというほどに知らされてはいる。
 が、あの時のインデックスは間違っても「お願い」などという単語が出てくるようなキャラクターではなかった。
 実際には彼が記憶を喪失する出来事の当事者、というか張本人として対面したことがあるのだが当然ながら記憶を失った上条がそのことを覚えている道理はない。


「はぁ、まぁその――インデックスなのか? 違うのか?」

「肉体的にはあなたの呼称する”インデックス”ですが人格的には同一であり別個であると回答します。
 同一のオペレーションシステム上の別アプリケーションと例えるのが科学サイドのあなたには理解しやすいと判断します」

「えっと、つまり、今のインデックスは食欲魔人だったり噛みつき魔人だったりするインデックスさんではないのうでせう?」

「――あなたが本人格をどのように認識しているかを理解しました。
 余談ですが同一の肉体である以上記憶の交錯の可能性があることにご注意ください」


 科学関係にまったく知識のないインデックスからOSだのアプリだの違和感のある単語が飛び出る。
 おかげで、こいつはインデックスじゃないんだな、と上条は悟ることができた。


「ん――つまり、この、なんて呼べばいいのか」

「自動書記、或いはヨハネのペンとお呼びください」

「じゃあペンデックス」

「――精神的な障害を確認。自己修復開始。成功。
 名前など装飾に過ぎません。が、もう少しまともな発想はないのでしょうか」




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