過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/04/13(金) 12:13:38.32 ID:HJb5FERto

「じゃあ、いってきます」

「お邪魔様でした」

「いってらっしゃいなんだよ、とうま。また来るんだよ、みこと」


 インデックスに見送られて二人は玄関を出る。
 学園都市でよく見かけるマンションタイプの学生寮は廊下の部分が外部に晒されていてその端にエレベーターがある。
 これまでの上条当麻ならせっかちにボタンを押してエレベーターを呼び出していたが今はそうでもない。

 学び舎の園にまで戻らなくてはいけない美琴のためにいつもより早く部屋を出ているので時間的な余裕があるのだ。
 それでも途中で「不幸」に巻き込まれて遅刻したことがある(まだ今回で三回目だから確率はわからない)上条だが余裕があるのは間違いない。
 余裕というのはまだ他の生徒がエレベーターを使用していないということだ。
 つまり、狭い箱の中は二人っきりだ。

 ちん、と古風な告知音がして上下する金属箱が扉を開けた。
 案の定、中には誰もいない。
 滑るように入り込んで「閉」のスイッチを押す。

 完全に閉まりきる前に美琴が上条に抱きついた。


「当麻分ほじゅー」


 美琴がぎゅう、と思いっきり抱きついてくる。えへへ、とテレながら嬉しそうに。



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