過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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19: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/04/15(日) 20:01:29.90 ID:ZNbIsn6k0
その夜、僕は父親に呼び出された。
空いている和室の一部屋で、父は座って待っていた。
久しぶりに見る父の姿。
僕と父は、……母と妹もだが、一緒には暮らしていない。
僕が先祖返りだから、別々に暮らしているのだ。
そして会うこともあまりなく、呼び出されるときは大事な話があるときだけ。
今日も何か大事な話があるのだろう。

凜々蝶父「……そこにすわりなさい」

僕は父の向かいにある座布団へと座った。
近くに居た使用人がテーブルにお茶を出してくるが、飲みたい気分ではないので手はつけない。

凜々蝶父「もうすぐ夏休みだと聞いた」

凜々蝶「……」

凜々蝶父「夏休み、お前の婚約者である青鬼院様のご自宅で数日過ごすことが決まった」

凜々蝶「……え?」

凜々蝶父「婚約者同士、交流もあったほうがいいと向こうの両親から連絡がきた」

凜々蝶「か、勝手なことを!」

凜々蝶父「これはもう決まったことだ。夏休み、通日間だ。向こうの家に滞在しなさい」

話は以上だと告げると、父はお茶を一口飲んで部屋から出て行った。


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