過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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◆cSsNy1w6Kk
[saga]
2012/06/12(火) 17:54:45.01 ID:G5DpmuCO0
蜻蛉「おまえたちも、遊びにきたのか」
夏目「そうだよー♪ 今日はおもしろそうなことがあるって”視えた”からねー」
渡狸「なにがおもしろそうなことだよ! カルタがいなくなったんだ、何か手がかりとか視えねえのかよ!」
夏目「そーかっかしないでよ〜♪」
どうやら卍里の幼馴染の少女も、迷子のようだな。
夏目「ん〜? 蜻たんも、人を探してるんだねー」
蜻蛉「また”視た”のか」
夏目「ごめんねー。勝手に視えちゃったから」
さっきから”視えた”というのは、残夏が百目の先祖返りというのが理由だ。
百目の先祖返りである残夏は、過去未来、前世来世など、あらゆるものを”視る”ことが出来る。
自分で”視よう”と思わずとも、勝手に見えることが出来るらしい。
夏目「この子が、蜻たんの許嫁ちゃんかー♪ かわいいねー」
蜻蛉「そこまで視えたか!」
夏目「うん♪ どうやらその子、カルタちゃんと一緒みたいだよ? 二人のこと、探してる」
渡狸「カルタが!? 待ってろよ、カルターっ!」
相変わらずだな、アイツは。
幼馴染のこととなると、すぐ突っ走っていった。
夏目「あらあら、あんなんで見つかるのかなー」
蜻蛉「……許嫁殿は、いま何処に居る?」
夏目「ちょっと視てみるね」
そう言うと、残夏は視るのに集中し始めた。
そんなときでも、笑顔は絶やさないのは、残夏らしい。
夏目「……どうやら、ヨーヨーすくいの屋台で二人一緒に遊んでいるみたい。とても楽しそうだよ」
私が探しているというのに、許嫁殿は楽しんでいるのか……。
蜻蛉「なんというドS!」
夏目「ははっ、早く行ってあげなよ。蜻たんのこと探してるのには変わりないからさ」
蜻蛉「分かっている。見つけ出して、調教だ!」
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