過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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71: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/12(火) 17:56:27.73 ID:G5DpmuCO0
髏々宮さんと出合って、一緒に連れを探して、しばらくがたったが、髏々宮さんのお友達も、蜻蛉も一向に見つからない。
探すのに飽きたのか、集中力が切れたのか、普通にお腹がすいたのか、髏々宮さんは食べ物屋の屋台を通るたびに、食べ物を購入していた。
お好み焼き、たこ焼き、チョコバナナを平らげ、現在はフランクフルトを頬張っている。
にしても、おいしそうに食べるなぁ。

カルタ「このフランクフルト、美味しいよ。ちよちゃんも一口食べてみて」

凜々蝶「そ、それは君が買ったものだろう? 欲しかったら自分で買う」

カルタ「美味しいのに……」

そ、そんなに悲しそうな表情をしないで欲しい。
それに、普通そういうことは、仲のいい女友達か、恋人とだけだろう?
僕は一度も、したことはないけれど。

カルタ「ちよちゃんは、友達だよ?」

凜々蝶「えっ?」

僕と、髏々宮さんが、友達?

凜々蝶「で、でも僕は……友達になってなんて、言ってないぞ」

カルタ「友達って、いつの間にか出来てるんだよ。……それとも、私と友達になるの、いや?」

凜々蝶「そんなこと……ない……」

いつの間に、出来てるものなのか、友達って。
じゃあ僕と、髏々宮さんは、もう友達なのか?

カルタ「じゃあお友達だよ、ねっ」

凜々蝶「…………」

僕はただ頷いた。
恥ずかしくて、何もいえなかった。


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