過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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81: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:18:39.96 ID:hsS+4NiU0
屋台に並ぶりんご飴は、とても真っ赤で硝子玉のように綺麗だった。
実物は、初めてみる。

「お嬢さん、一個200円だよ」

凜々蝶「はん、僕はただ……」

蜻蛉「ならば2個頂くぞ、家畜よ!」

凜々蝶「えっ!?」

「ま、まいどー」

後ろを振り返ると、笑みを浮かべ、400円を店主に差し出している青鬼院蜻蛉の姿があった。

蜻蛉「ほら許嫁殿、りんご飴だぞ! 欲しいだろう? 食べたいだろう?」

店主から400円を引き換えに貰った、二つのりんご飴を両手で持ち、こちらに見せてくる。
とてもいい笑顔で。
こいつ……、楽しんでいるな。

凜々蝶「ふ、ふん。僕はそんなもの、いらな……」

つい悪態をついてしまった。

蜻蛉「そうか。つい二つも買ってしまったが、一個はどうするか……」

凜々蝶「う……」

蜻蛉「まず一口。……うむ、硬い! S! だが甘い! ドM!」

凜々蝶「む……」

蜻蛉「とても美味いな。許嫁殿にも食べさせてやりたい味だ」

凜々蝶「な……」

蜻蛉「だが、いらないなら私が両方食べてやるぞ!」

凜々蝶「あっ……」

蜻蛉「なんだ許嫁殿。言いたいことがあるなら言ったほうが良いぞ」

蜻蛉が言うとおり、とても美味しそうだ。
それに僕にはお金を持っていないから、自分で買うことも出来ない。

凜々蝶「……てやる」

蜻蛉「なんだなんだー?」

凜々蝶「も、貰ってやってもいいといっているんだ!」

蜻蛉「そうかそうか! だが許嫁殿、もう一つ言うことがあるだろう? 私のドSプレイも、そう簡単には終わらせぬぞ」


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