過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その3
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/08/20(月) 03:19:13.96 ID:NKCEPOY40
魔女「それにしてもこれが世界樹ねぇ…」
女魔王「なぁ、蹴ってもよいー?」
僧侶「罰が当たりますよ! とんでもないっ」
女魔王「え〜〜〜っ」
魔女「本当に星の記憶を記録しているのかしら、こんな木が」
エルフ「たぶん」
魔女「え゛っ」
エルフ「世界樹は何もかもを、全てを知ってます。だから゛世界゛樹」
エルフ「そして、世界の均衡を司ってもいます。はい」
戦士「そんなに凄い木だったのね……」
魔女「し、信じられませんわよ、そんなの。何の確証を持ってそう言えますの!」
エルフ「そう言われても」
僧侶「無理に聞いてはエルフさんが困るだけですよ、魔女さん」
魔女「だって!」
妖精「エルフの言っている事だけじゃない。世界樹はあなたたち人間にも、魔物にも必要なもの」
女魔王「何だこのちっこいの」
戦士「おぉ、勇者殿は妖精が見えるんだぁ!! ピュアだなー!!」
女魔王「あ?」
僧侶「あの、必要なものだというのは……」
妖精「魔法」
妖精「みんなが普通に使っている魔法。それは世界樹があるからこそ使えるの」
魔女「!?」
妖精「火炎の記憶、氷の記憶、雷の記憶…あなたたちは体内の魔力を世界樹へ渡す事で、その記憶のちょっぴりを貸して
もらえるの」
妖精「記憶は力。だから何もない所へ火を起こせる力を、それで初めて手にできる」
エルフ「……妖精?」
妖精「呪文は世界樹の記録の中へアクセスする為のパスワード」
「……」
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