過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その3
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/08/30(木) 06:16:43.48 ID:l41WJq5c0
魔王の攻撃! 湯女の攻撃!
魔剣を片手に湯女へ突っ切る魔王! しかし、今回ばかりはそう簡単に近寄れないようだ。
湯女が一度、片手を振るえば彼女の背後に大小様々な異空間へ繋がる穴が召喚される。
穴からは灼熱の火炎に凍てつく吹雪。魔法という魔法、最大威力のものが連続発射!
湯女「お互い全力で戦いましょうかぁ。殺されても文句はなしですよ」
魔王「勿論ーッ!! だが、死ぬのは貴様のみよ!」
牙を剥く数々の魔法は全て魔王へ狙いを定めてとんでくる!
魔剣で切り裂き、打ち消すだけでは全ての攻撃を捌き切れず、何発かをその身に受けてしまう。
だが、今の魔王にとって、その程度の魔法はまるで堪えない!
強引に襲いかかる魔法の嵐を掻い潜り、着実に湯女との距離を詰めてゆくのだ。
魔王「グッハッハッハアァーーーーーーーーッッッ!!!」
女勇者「何あれ……」
女勇者「全然私が入っていく余地なし! 下手に手出したら棺桶行きだよ……」
低レベルの女勇者が目の前で行われている死闘へ参加できるわけもなく、彼女は唖然として立ち往生。
鞭を握るその手の力が一気に抜けそう。
そこへ、唐突に自身の足へ走る痛み!
女勇者「痛っ」
見ると、足には床から伸びる蔦が絡まっているのだ。
蔦は見るみる内に足から胴へと忽ち伸びてゆき、女勇者の首を絞めにかかる!
女勇者「わぁ!?」
女勇者「魔物の触手! …ううんっ、これは植物の蔦だ!」
女勇者「どうして突然……こ、このままじゃ」
蔦を手で引っ張って強引に体から引き離そうとする。が、その蔦の巻き付く力は相当のよう。
無理に剥がそうとすればするほど、体を締め付ける力は増すばかり!
女勇者「痛い痛い痛ぁいー!!」
≪ 神様を悲しませる酷い奴は、世界樹が変わって成敗してあげまぁーす! ≫
女勇者「世界樹!?」
≪ あなたは神様の子どもなのに。どうして酷い事ばかり言ったの? この……クズ! ≫
女勇者「く、クズはどっちだ…! 私はあんな人の子だなんて信じないよ!」
女勇者「何が神様よ。何が世界樹よ。私利私欲の為に人を弄んで狂わせたあなたたちの事、私は許さない!」
女勇者「勇者として、悪は滅ぼしてやるんだからぁ!」
≪ 勇者は大人しく魔王を相手にしていればいいんですぅ〜! 相場は決まってるんだからね! ≫
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