過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その3
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/08/30(木) 06:21:24.85 ID:l41WJq5c0
≪ か、神様ぁ! どうして! そんなー! ≫
魔王「余裕噛ましておるのが悪いのである」
湯女「がっ、げほ、けほ……ひどいぃ……」
湯女「女の人には優しくしなきゃ、めっ! ですよ……」
魔王「あァん? 聞こえんなー?」
女勇者「お、鬼……!」
魔王「何が鬼か阿呆めが。こやつは敵よ、女でもなければ男でもない。ただの敵」
魔王「さて、このまま魔剣を振り下ろすも振り上げるも余の自由」
魔王「おう貴様ァ! 裂けたい方向を申してみるがいいぞ、余がカットしてくれる!」
湯女「」
湯女の姿がぱっと消えると、2人から離れた距離に出現した。
魔剣で裂かれた腹の穴はいつのまにか、塞がり回復されている。
女勇者「これで分かったでしょう! 私と勇者さんのW勇者コンビは無敵なの!」
女勇者「神様だろうとお母さんだろうと、何も怖くないよ!」
魔王「喧しいわッ」びしっ
女勇者「あ痛ぁーっ!?」ゴチンッ
湯女「……うふふ、私ってばドジさんね。ちょーっとだけ油断しちゃった」
湯女「でもこれでおあいこになりましたね、魔王」
魔王(アンデッドでもないくせにあの回復速度は何なのだ。神どころか、化物だなァ)
女勇者「勇者さん、あの人の怪我がもう治ってるよ……」
魔王「貴様は気づくのが遅すぎるわ。よいか、次ピンチになっても貴様は助けぬ」
魔王「勝手にそこらで転がり死んでおれ」
女勇者「それはちょっと……」
≪ はーい。神様、言われた通りに全部やりましたよー ≫
≪ 楽しくなると素敵だねぇ〜、むっふっふ〜 ≫
湯女「世界樹、お疲れ様です。良い仕事をしてくれましたよ」
魔王「次はどの様な手でくるつもりだ? 余は何度でも破ってくれるぞ」
湯女「大した自信ですこと♪ でーもっ、次は簡単にいかないかと」
湯女「……さぁ、来ましたよ。お楽しみの時間です」
魔王・女勇者「?」
2人が振り向くと、そこには戦士・僧侶・魔女の姿が!
女勇者「み、みんなも私を助けに来てくれたんだね! 嬉しいよ!」
女勇者は僧侶を抱きしめに跳びついた! が、非情にも僧侶の攻撃!
魔王「邪ッッッ!!!」
魔王の攻撃! 魔王を魔剣の柄で僧侶を殴り飛ばしてしまった!
僧侶「 」どかーん!
女勇者「いやあああああぁーーー!?」
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