過去ログ - 杏子「朝起きたら、ほむほむがアタシの口の中で死んでいた……」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/04/18(水) 17:48:36.95 ID:hg1M/kvmo
 
 
 
バサッ…バサッ…

「おや?」

りぼほむ「ホムンッ!!」ドウシタノ!

「やぁ、りぼほむじゃないか」

一家の絶叫を聞きつけてやって来たのは、稀少ほむ種として名高いりぼほむだ。

りぼほむ「ホムゥ…」ジロリッ

我こそ正義と言わんばかりに辺りを一瞥するりぼほむ。

トレードマークの赤い大きなリボンは根元を残して取り外され、代わりに大きな金バッチを付けている。
森林公園の保安官であることを示す証だ。

人間の管理・運営する森林公園とは言え、広大な敷地内で起きるほむ種同士のトラブルを人間が全て処理することは困難である。
そこで導入されたのが、選抜された優良稀少種によって自治を行う保安官制度だ。
ゆまゆまやツインテりぼほむを始めとした多くの稀少種が暮らすこの貴重な生態系を守るため、日夜身を粉にして働いているのだ。




りぼほむ「……」ギロリッ

仔ほむ「ホミャァァァァァァァァァン!!!」ビエーン!!
仔まど「ミャロォォォォォォォォ!!!」ピーピー!!
ほむほむ「ホ…ホムゥゥゥゥゥゥ…」ビクビク
まどまど「マドォ!! マドォ!!!」フーッ フーッ

りぼほむ「ニンゲン!!」オマエカ!!

ま、客観的に見ればそうだろうね。
見慣れぬ人間一人と――怯え、威嚇し、泣き喚くほむまど達。
ほむ種のオツムでも理解できるロジックだ。

「いやいや、僕は何もしてませんよぅ。
 どうもこの森に『アンアン』が迷い込んで来たみたいで、すっかり怯えちゃって…」

前にも言ったかもしれないけど、森林公園内では住み分けは厳密に決められている。
池を隔てて東側の【ほむまどゾーン】・西側の【あんさやパーク】、そして山の麓の【稀少種の杜】だ。
そしてそれぞれのエリアで、【肉】・【きゅうべぇ】・【新鮮な果実】――と、それぞれ専用の『餌』が提供されている。
ほむ種同士の『餌』争いが起こらないようにするための工夫である。

りぼほむ「ホムゥ……」キョロキョロ

りぼほむ「ホムンッ!!」アンアンナンテ イナイゾ!

「何言ってるんですか。そこにいるじゃないですか、『アンアン』」

仔ほむ「ホミャァ……?」ブルブル

りぼほむ「ホ、ホ、ホ、ホンムラァァァァァァァァァッ!!!」オチョクッテルノカ!!

小さな保安官は激昂した。
 
 
 


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