過去ログ - 芳川「ミサカが一匹、ミサカが二匹……」
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3: 1182号と根性野郎[saga]
2012/04/20(金) 20:11:05.41 ID:rMrBg6Mb0

《1182号》

「大丈夫か!?」

確かそんな言葉でした。
子猫を助けようとして、川で溺れていたミサカを助けてくれたアナタの第一声です。寒さに震える子猫を抱いてようやくミサカはアナタを認識しました
おかしな人だと思いました。たった18万円の価値しかないミサカを、体を張って助けるなんて。だから、質問したのです。なぜミサカを助けたのかということを。

「川で溺れてる女の子をほっとけるわけねえだろ!?」

ミサカが思いもしなかった答えが返ってきました。女の子?ミサカが?ミサカはクローンですよ?いくらでも、好きなだけ、同じものが作れるんです。
そう言おうとした瞬間、いたわりの言葉とともに大きな服を被せられ、そんなミサカの思いは結局言葉になることはありませんでした。

引き止めるまもなく、名前を告げることもなく、おざなりな別れの言葉を告げてアナタは去っていきました。
ミサカには大きすぎる特攻服を残して。





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