過去ログ - 芳川「ミサカが一匹、ミサカが二匹……」
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1182号と根性野郎
[saga]
2012/04/29(日) 18:25:19.28 ID:8bH+SKVE0
《1182号》
ミサカは生きているのでしょうか
それとも死んでいるのでしょうか
それすらもわかりません
ふらふらと揺れる狭い視界
靄がかかったように白く濁った世界
ぼやけてふやけてゆがんで流れ出す思考
そんな中にアナタは現れました。そんなミサカの前にアナタは立っていました。
信じられませんでした。
だから、質問しました。
なぜ来てしまったのですか、と。
聞こえにくいはずなのに、アナタはしっかり返事を返してくれました。
「俺はどんなときでもおまえの味方だ」
でも、本当は
「困ったときはいつでも助けるって決めた。」
分かっていたんです。
「それに」
アナタの答え。
「言っただろ?根性のねえやつら、みんなぶっ飛ばしてやるって。」
――――アナタはそういう人ですから。
なぜでしょう。
本当になぜなんでしょう。
絶対に来て欲しくないと思っていたはずなのに
絶対に巻き込みたくないと思っていたはずなのに
アナタがここにきてくれたことに対して、心のどこかで安心している自分がいました。
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