過去ログ - まどか「ほむらちゃん、大好き…」
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/04/26(木) 23:09:39.81 ID:FhwXt1u70
これは、少し前のお話――


「今、おやつと飲み物持ってくるね」

ある日の学校帰り、ほむらはまどかの家に招待された。

ここの所、ほむらは何かの病気にかかっていると自覚していた。
その症状というのは、まどかに話しかけられると、胸がどきどきして、顔が赤くなり、目も合わせられない、というもの。

だからここ数週間、まどかとまともに話せていなかった。

今も、ほむらの鼓動は音が聞こえんばかりに大きくなっている。
この空間に残るまどかの匂いが、それをさらに助長する。

(どうしましょう…まどか、絶対怒ってるわよね…ああ…私…どうすれば…)

(だって仕方ないじゃない、意識せずにそうなってしまうのに…)

そんなことを考えて悶々としていると、まどかがお菓子と飲み物を乗せたお盆を持ち、部屋に戻ってきた。

「お待たせ―」

「あ、ありがとう、まどか」

「一緒に食べよ、ほむらちゃん」

にこりと微笑みを向けられたほむらは、思わず頬を赤くする。
それをまどかに見られないように、顔を伏せた。


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