過去ログ - 男「惑星クレイでカードファイト」【ヴァンガード】
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8: ◆0P69WzWl.g[saga]
2012/04/22(日) 02:52:24.05 ID:1pLG7N/mo
エレイン「先導者――ヴァンガード達の戦いとは、即ち我々クレイの住民(ユニット)を象った札により優劣を定める儀式」

男(え、カードゲームなの?)

エレイン「その札となった時の自身の能力など、我々は把握していません。なので先導者様には自身の率いる部隊(デッキ)の全てを選択する義務と権利があります」

男(え、なんかややこしい)

エレイン「つまり……先導者様は騎士を一人ひとり見定め、自身の部下として認めさせる事が必要となります」

 エレインの言葉を噛み砕いて考えるとつまり、男はヴァンガードというカードゲームを、本場も本場の惑星クレイで行わなくてはならないようだ。
 それもカード集めはパックを買ってはい終わりではない。ユニット達と交流を深め、共に戦う事を認め合わなければならない。

男(……あれ? ちょっとまて)

 先を歩く背を見つめ、そして思い至る――ヒールトリガー。デッキにとってほぼ必須。なければないで組めない事はないが、勝率は確実に落ちるだろう。
 つまり……男個人の心情の為だけではなく、ヴァンガードファイトという領土戦争に勝ち抜くためにもエレインとの仲を深める事が必要となったのだ。

男(ど、どないせぇと)

 勝利の為だと頭を下げれば聞いてくれそうなタイプだが、それは最終手段だ。そんな事をしてしまえば余計にギクシャクしてしまう。
 部下になるというのに話しづらいのも嫌だし、やはり正攻法で仲良くなるべきだろう。

男(……明日考えよう)

 男は考える事をやめた。


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