871:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/18(水) 06:11:49.49 ID:R279Go4+0
深い霧の中をひたすら走る
先はまったく見えないけどこの先に
誰が居るかだけは分かっていた
タツヤ「ほむ姉ぇ」
僅かに見えた人影に呼びかける
僕がほむ姉の後ろ姿を見間違う筈がない
そしてほむ姉が僕を無視する筈がない
きっと振り返って笑顔を見せてくれる
それは絶対の自信と信頼だった
・・・だけどその信頼は
いとも容易く裏切られた
タツヤ「待って、待ってよほむ姉」
聞こえている筈だ
僕が後ろにいる事に気付いている筈なのだ
だけどほむ姉は振り返らない
僕を見てくれない
まるで興味が無いとでも言うように
タツヤ「行かないでぇ、ほむ姉ぇ!!」
泣きそうになりながら必死に叫ぶ
けれどほむ姉は一度とて振り返らず
遂にはその後ろ姿も見失ってしまった
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