過去ログ - 織莉子「私の世界を守るために」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/04/24(火) 16:52:16.33 ID:D+xZ8dty0
「はいはい、おしゃべりはそこまで!……さ、入ってらっしゃい」

 教師の呼びかけに応じ、教室のドアがスライドする。強化された視覚が、白く細い指を見て取った。ああ、女の人か。巴マミは思った。
 入ってきたのは、当に麗人としか形容の出来ない人物だった。
 若草色の瞳、長い睫、眉、鼻の形、薄桜色の唇、若干紅の差した頬、顎のライン、細い首筋。ウェーブがかったシルバーブロンドの髪をサイドテール。全てが調和し、また全てのパーツの一つ一つがあまりにもパーフェクトだった。身体にしても、全体のラインは無駄な贅肉が無いのかとても細いにも関わらず、二次性徴を迎えた彼女の身体は女性らしさの権化とも言える豊満さを持っていた。
 制服はどういう訳か見滝原のそれとは異なり、小豆色のとてもシンプルなデザインのものを着用していた。戦前でも通用するだろう簡素な見た目のそれは、主張することなく彼女の美しさの引き立て役に徹している。
 あまりにも、そう、あまりにも美しい。不覚にも、マミはこの同性に対して心臓を高鳴らせていた。
 マミでさえ心拍数が上昇するのだから、他のクラスメイト達がそうならない筈がない。転入生が入室した直後から、部屋のざわめきは少しずつ増え今ではすっかり喧騒の有様となってしまっていた。


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