108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/05/03(木) 07:20:24.66 ID:n5QgXt7uo
…………
……
俺たちに関する話題もすっかり収束していたようで、
A子たちを除いてそのことを喋る者はみられなくなっていた。
(E子は相変わらず、しつこく聞いてきたが。)
女とも、朝と同様の、日ごろとは違う妙な距離感のまま時間を共にし、
なんだかんだしている内に放課後を迎えてしまった。
放課後は俺の家には帰らずに、直接女の家に行くことになっている。
新妻さんと打ち解ける――もとい”血吸”について打ち明けるためだ。
俺自身、女に対して抱いた気持ちをどうすれば良いのか、まだ分かっていないのだが。
しかし、考えようによっては良いタイミングなのかも知れない。
彼女がこの事を解決することで、こちらとしても
想いを伝え易くなることになるだろう。
そんなわけで、いつもとは違う道を歩いているのだが……
男「おい、腕に絡むな」
女「もうちょっとだけ」
こいつは性懲りもなく、過剰なスキンシップを取ってくる。
男「カップルじゃないんだぞ」
女「そうだけど、好きなんだよ」
男「す、好きだぁ!?」
女「え、あ、んと……腕が! 男くんの腕が!」
男「そういう事か」
女「そ、そういうことだよ」
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