67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:02:14.06 ID:U419ypkBo
男「……」
女の方に目をやると、クラスの女子数人が彼女の周りを囲んでいた。
恐らく色々と尋問を受けているのだろう。
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:03:20.50 ID:U419ypkBo
あれからは特に何もなく、放課後を迎えた。
今日は女と一緒に帰るかどうか悩んだが、
彼女はクラスメイトたちと談笑をしているようだった。
今日は吸血が必要な日ではないし、1人で帰ることにしよう。
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:04:13.91 ID:U419ypkBo
女「男くーん!」
下駄箱で靴を履き替えていると女の声が聞こえた。
声は聞こえた方からは走ってくる彼女の姿が見える。
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:05:29.90 ID:U419ypkBo
男「お前のよくない癖だぞ。ごまかすの」
女「うぅ〜」
大分前の話になるが、彼女と初めて会った時、彼女は俺の血を吸うのを拒んだ。
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:06:54.57 ID:U419ypkBo
男「ただいま」
女「ただいまー」
母からの返事はないが、買い物にでも出掛けているのだろう。
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:08:31.69 ID:U419ypkBo
男「はぁ、今日は疲れた」
女「布団!」
こっちの気持ちも知らず、彼女は部屋に入るとすぐに俺の布団に身を横たえた。
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:10:58.79 ID:U419ypkBo
男「は――」
彼女はそう言うと、布団の上に仰向けになる。
これはそのまま――着たまま嗅げということか?
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:12:06.60 ID:U419ypkBo
彼女のおなか辺りに顔を寄せて、一思いに息を吸い込む。
男「……お前の匂いがする」
女「……あたりまえだよ」
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:13:31.39 ID:U419ypkBo
女「男君……くすぐったいよ」
男「……」
俺は応えず、そのまま続ける。
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:14:21.35 ID:U419ypkBo
そんな不安を抱き始めた時、俺たちを制するように部屋まで声が聞こえた。
母「ただいまー」
男「お」
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/04/27(金) 23:14:56.43 ID:U419ypkBo
…………
……
男「ごちそうさま」
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