過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/07(月) 14:39:08.60 ID:SeOAfSECo

 幼馴染と出会って以降は、新しい異変はしばらく起こらなかった。
 大男が少女と話すのを見かけたり、"ズレ"たり。
 あとは……後輩の家の位置だとか、日付だとか、そういった単純なことが記憶から抜け落ちることが多かった。
 まるで、同じ一日を永遠に繰り返しているような、平坦な日常を送っている気がした。

 そして、手紙が来てから三日後、ティアは俺の前に姿をあらわした。
 
 ティアが現れたその日のうちか翌日だったかは思い出せないが、ここで大きな変化が起こる。
 正体不明の上級生の出現だ。

 彼女は俺を何かに誘ったが、その内容は聞き取れなかった。
 いま思って見れば、彼女は文芸部の部長であるのだから、"文芸部の方に顔を出さないのか"と訊ねたのだろう。
 たったそれだけのことが、なぜ、俺にはしっかりと聞き取れなかったのか?

 更に、彼女の言葉を聞いて混乱する俺に向かって、ティアは「カリオストロ!」と叫んだ。




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