過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
1- 20
268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:44:40.40 ID:xltWL3yio

 目を開くと、部屋は暗くて視界はきかなかった。
 少しカーテンを開ける。真黒な夜空に月がぼんやりと浮かんでいた。その姿が、今晩はひどく綺麗に見える。

「なあ、怒ってる?」
以下略



269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:45:37.14 ID:xltWL3yio

「部長」
 
 不意に後輩は、不安そうな声で俺を呼んだ。

以下略



270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:46:19.48 ID:xltWL3yio



 特にどうというところのない夏だった。

以下略



271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:46:45.38 ID:xltWL3yio

 ――だったら、こんな世界は滅びるべきじゃないか?
 何の理由もなく、苦しみが生まれるような世界なら。

 カリオストロならこう言うのだろう。だが俺なら、
以下略



272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 18:47:11.75 ID:xltWL3yio
つづく

>>266
重複ミス


273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/08(火) 20:05:23.83 ID:/A4liHzWo
1乙


274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 23:02:06.40 ID:xltWL3yio




「どんな具合?」とスズメは訊いた。
以下略



275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 23:02:34.23 ID:xltWL3yio

「どうすればいいと思う?」

 訊ねてから、俺は本当のところ彼女を普通の人間として扱っていないのではないかと思った。
 最初からずっと、彼女が俺のすべてを見透かしていることを前提に話をしていたような気がした。
以下略



276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 23:03:00.56 ID:xltWL3yio

「ここは"現実"なの?」

「君がそう呼ぶものに近しい。でもちょっと違う。まだ思い出せてない」

以下略



277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/08(火) 23:03:56.90 ID:xltWL3yio





以下略



445Res/341.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice