過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/10(木) 14:44:00.84 ID:T5BAMud9o

 何もかもが相対的で、だからこそ物事が懐疑の波に襲われている。俺は別にシニシストじゃない。
 けれど、他にどういう態度がありえるのだ? 

 どんなものも相対的な価値しか持ちえないということは、結局のところどんなものにも価値なんてないのだ。
 たとえば俺は後輩に好意を寄せているが、そんなのは所詮一時の感情に過ぎないと言ってしまえばそれまでだ。
 事実、俺は後輩がこの世からいなくなっても生きていけるだろうという気がしている。
 実際、生きていくだろう。必要不可欠な存在などない。
 それは同時に"俺"すらも必要じゃないということだ。誰よりもまず俺が"俺"を必要としていないのだ。

 俺が世界を見るための媒介者に過ぎない"俺"という道具を、俺は必要としていない。不要な道具だ。
 俺はもう何ひとつ見ていたくなんてない。何もかも忘れたい。記憶もいらない。消え去ってしまいたい。
 だから「俺」は不要だ。




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