過去ログ - P「神はサイコロを振らない」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:06:11.25 ID:NzeVi3pF0
「俺が会社に入ったのは、2011年。
 東北地方太平洋沖地震が起き、
 それを元気づけるかのように子役たちが台頭してきて、
 俺はニンテンドー3DSが気になって、
 入社式はドッキリという形でお披露目、
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:14:05.54 ID:M2Ycxese0
 微睡の中、ジュージューと何かを焼く音が聞こえる。それが妙に心地よい。目をうっすらとあけて、時計を見る。5時ジャスト。なんだ、まだ寝てても大丈夫じゃないか――。

P「5時ぃ!?」

春香「あっ、起しちゃいました?」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:19:04.66 ID:ucw5Fp8K0
春香・P『いただきまーす』

 朝起きてトップアイドルの手料理が食べれる。なんと素晴らしい身分だろうか?

P「さすが春香。料理はドジらないよな」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県)[sage]
2012/04/28(土) 00:26:18.71 ID:cKumoGQH0
懐かしいな神サイ。支援


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:26:28.25 ID:oPrnATGo0
 朝のニュースを一緒に見る。やはりどの局も過去から飛んできた402便の話題で持ちきりだ。それでもアイドルにあまり話題がいかないのは、伊織がちょっくら働いてくれたってことだろう。本当に感謝してもし足りないぐらいだ。後で100%果汁のオレンジジュースを買っておくか。

春香「ジュピターまだ活動してたんだ」

 見るとニュースは終わり、芸能情報に移っていた。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:38:01.80 ID:M2Ycxese0
 いつもより早めに事務所についた俺たちを、昨日のメンバーが数名待っていた。

律子「最近の流行はこうなってるのね……。眼鏡アイドルの時代が来たかしら? もう一度女装アイドルする?」

涼「嫌だよ!」
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:51:01.71 ID:M2Ycxese0
 アイドル達が帰ってくるのを誰よりも待っていたのは、他ならぬ社長だ。父親のように彼女たちをいつも遠くから見守っていた。事故にあってからも、社長はずっと待ち続けた。お金もあるし人も増えたから事務所も大きくした方がいいという声はあった。それでも、帰ってきた場所が彼女たちの居場所であるように、あの頃のままずっと事務所を守ってきたのだ。

やよい「なんも変わってません!」

伊織「本当にね。狭いんだからもう1つ事務所借りればいいのに」
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 00:59:33.18 ID:oPrnATGo0
涼「それなんだけど、貴音さんは後で来るって。後そろそろ記者会見の時間だよ」

春香「記者会見?」

P「ああ、昨日の一件がただで終わるわけがないからな。1040航空は記者会見を開くことになっているんだ」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 01:08:12.15 ID:M2Ycxese0
『前代未聞のことであり、前例のないことでありまして、現在、調査中であるとしか、申し上げられません。』

 記者会見は記者からは特に突っ込んだことも聞かれなかった。そりゃそうだ、前例がない、調査中としか言えないんだから。原因の究明、乗客の社会復帰を約束する。しかし、俺たちはそれどころじゃないんだ。社会復帰する前に消えてしまうんだから。

甲斐『10年前402便が消息を絶ったときと同じようなことを言っています。前代未聞。前例がない。責任はどこにあるか。そう繰り返すばかりで、全力を挙げての支援というのは遅々として進まなかった。僕は大屋本部長に、いえ、東洋航空に対してどうしても不信感が拭えません。黛さんを除いては。遺族会を立ち上げようとした際、東洋航空の中で唯一味方になってくれた方です。黛ヤス子さん』
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 01:20:58.07 ID:ucw5Fp8K0
 お通夜状態の中、事務所のドアが大きな音を立てて開かれる。

美希「遅れてごめんなさい! 電車が遅れてしまって……」

 事務所にいた皆が入り口を見る。そこには黒い髪と、あの頃以上のスタイルを持つ事務員2号、星井美希がいた。
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 01:29:24.47 ID:ucw5Fp8K0
春香「行っちゃった……」

 美希とプロデューサーさんの追いかけっこ。今回は嫉妬しないでおく。ポカーンとしていると、開けっ放しのドアから客人が現れる。いや、私もお客さんみたいなものだけどね。

貴音「皆様、おそろいで。2人は先ほどすれ違いました。どちらも私の存在に気付いていないようでしたが……」
以下略



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