過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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17: ◆YgQRHAJqRA
2012/05/01(火) 23:02:45.85 ID:DO4aTZfl0

「お疲れーあずにゃん!」

唯の他、メンバー全員が拍手で迎えた。

「これでみんな次の試合に出れるね!澪ちゃん!」

「ああ、今まで練習してきたかいがあったな、律」

「澪のゆーとーり!」

律は腕を組みうんうんと頷いた。

「梓ちゃんお疲れさま、はいどうぞ」

またもや和の気の利いた気配り。
絶妙なタイミングだ。

「あ、ありがとうございます和先輩」

「まあ、私のできることって言ったらこれくらいだし・・・」

「でも、和ちゃんってこういうの得意だよねー、人の心を読むというか」

唯が残りの水をグイと飲みながら言った。
のどかは少し考えてから、こう答えた。

「んー、唯と同じように、私の"才能"なのかもね・・・、人が安らぎたいな、っていうのが分かるのよ」

才能。・・・梓が周りのみんなに聞こえないように、小さく呟く。

「"才能"・・・か」

梓にとっては悲しい響きだ。
才能があるのに、どうしてできない。ふざけるな。・・・そうした罵詈雑言を何度も受けてきた。
それを乗り越えて今の自分があると思うと、少し嫌になる。

「あずにゃん!そろそろ帰ろっ?」

「え、はい」

気のせいか、今まで暑かった体が、一気に冷めた気がした。


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