過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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3: ◆YgQRHAJqRA
2012/04/30(月) 14:41:13.06 ID:Y0NnMhaH0
『よろしくお願いしまーす』

四人が一斉に礼をして、握手する。
審判から羽を渡されると、軽く打ち合いをして、羽が大丈夫かどうか、自分たちの調子はどうか確かめる。

「おっしゃっ、行くぜ澪!」

「・・・サーブはあっちだろ・・・早く羽を渡さないと・・・」

「あ、そうだったかしら、テヘペロッッ!」

「いいから早く、相手困ってるじゃないか」

「はい、ごめんなさい」

しばらくして、試合開始のホイッスル。
相手がサーブを打ってくる。
律は少し体を前に伸ばし、羽を上に上げた。

「もらったっ!」

相手からの"スマッシュ"、だが律は初めからそれが来ると予測していた。
"スマッシュ"の軌道を予測し、その位置にラケットをスッと構える。

パコンッ!!・・・ 力強い"スマッシュ"の打球音。

「あっ!!」

律は焦りの声を上げた。
"スマッシュ"の軌道がズレていたのだ。
もう間に合わない、だが・・・。

「ふっ!」

後ろに陣取っていた澪が、素晴らしいの一言につきる反射神経で、素早い"スマッシュ"を打ち上げる。

「ナイスっ!」

「律、前!」

その声とほぼ同時に、相手からの"ドライヴ"。喉元にくる打たれた羽。
打ち返せない箇所に一直線に容赦なく羽は突き進む。
しかし、律に焦りの色は見えない。

「へっ・・・そぉいっ!」

律は、掛け声と共に体を絶妙な位置にずらして、羽を打ちやすいスペースへ素早く移動。叩き落とすように打ち返す。
羽は叩き落とされた。相手コートに落ちる。

「1対0!」
ワン ラブ
「よっしゃ、まずは一点だ!」

「ああ、流石律だな」

パチン、軽快なハイタッチをする。

「よっしゃ、次行くぞう!」


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