過去ログ - 唯「バドミントン部に入ることになりました!」
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41: ◆XWbYHsHbTc
2012/05/24(木) 21:47:48.27 ID:DLaBJYCF0
夜。今日も寝苦しい熱帯夜。
そんな真夜中にまどろみから覚めた唯は、喉が渇いたので階下に降りて、リビングへ向かっていた。

「お茶・・・おちゃ・・・」

冷蔵庫のドアを開くと、心地よい冷気が頬を撫でる。

「コップ・・・コップ・・・」

少し高い位置にある戸棚から透明なガラスコップを取り出し、緑茶を注ぐ。
時計の針の音以外何も聞こえない静寂が一帯を支配している中、ただ緑茶を注ぐ音が軽く響く。

「・・・・・・」

唯は緑茶を飲み干し、喉を潤すと、目をこすりながらリビングを出ていこうとした。
刹那、窓の方からコンコンという物音。誰かが窓ガラスを軽く叩いているのだ。

「ぃっ・・・・・・」

突然の出来事に唯の頭から一気に眠気が吹き飛んだ。

(・・・泥棒・・・?)

今は真夜中。この状況からそうとしか思えなかった。

(どうすればいいのかな・・・・・・)

唯は迷っていた。
このまま放置するべきか、カーテンを開けて正体を突き止めるべきか、唯の心は揺れ動いていた。

(うん、開けちゃえ―・・・・・・)

意を決して、唯はカーテンを静かに開けた・・・。



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